外壁塗装業者選びのポイント
外壁塗装業者選び役に立つ知識
塗装工事を頼む時に一番心配になることがあります。あとで、「これもダメだから、あれもダメだからと言って高額な金額を請求されたら、どうすればいいの?」「金額は高くていい物だというけれど、この営業さん、本当に信じていいの?」「金額はとっても安くてありがたいけど、手抜きされないかしら?」「適当な工事をされて請求だけされて後で、騙されないかしら?」
外壁塗装工事をお願いする前にまず悩むのが、どこにお願いすれば安心できるか?と言う問題が一番みたいです。実際、悪徳業者に騙されている人は多く、あなたの周りにも必ず被害にあっているひとは以外と直ぐそばに存在します。それだけ被害者も多いわけですが、この業界の中身を知れば知るほど、騙されているお客さんの悲しみを知り、この業界の金儲けしか考えていない悪徳会社が多いこの時代に対し、「黙っていてはこの業界は決して良くならない、ならば微力ながらでも、少しでも多くの幸せな家庭の家を守るのだと」、強く思うのです。
少しでも皆様のお役にたてる事、それは、1人でも多くの被害者を減らすために、お客様に少しでも得をしてもらう為のアドバイスをいたします。その為に契約そしてしまう前の段階でわかる、悪徳の見極め方など、大切なポイントを解りやすく説明して行こうと思います。
目的は、少しでも多くのお客様にいい業者さんと出会って頂く事が目的であり、弊社で塗装工事を頼んでいただくことが、目的ではありませんので、大切な家族の財産を守るために、参考にしてください。
皆様のお役に立つことができれば幸いです。
悪徳業者を見極める大きなポイント(悪徳業者の行動パターン)
- この行動パターンに当てはまる業者は、出来るだけやめましょう。
悪徳業者の可能性が高い業者の行動パターンです。 - 1、屋根の見積もりを出すのに、屋根に上らないで、寸法と見積もりを出す
2、現場の下見が適当、建築士、塗装技能士等の資格が何もない者が、寸法を適当に図る
3、採寸の時間が10分〜15分で終わってしまう。
4、目検討で適当に寸法を測量し、スケールやレーザ測量機等で測量しない
5、寸法だけ図り、外壁、屋根の下地のチェックはほとんどしない
6、現場の痛みカ所ひび割れなどを見つけては、資格のない者が必要以上に口頭で脅かす。
7、営業マンがとにかく早口で一方的に話し続ける
- 悪徳業者の見積書の見極め方 悪徳業者の見積書は利益主義である
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- 雨樋、破風板、その他の鉄部塗装が、シリコン塗装一式○○円しか記載しない「雨樋、破風、水切り、霧除けなど寸法を図ってないため、適当に一式見積にしている。」
- 雨樋、破風板、その他の鉄部塗装が何回塗りと書かないで、口頭で3回塗りと告げる 「実際、雨樋、破風等の細かいカ所を3回塗る業者はほとんどありません、理由は、全て刷毛で細かい手作業なので外壁をローラーで塗装するより手間暇がかかります。これを3回しっかり塗れば、下請けのコストも上がってしまい、業者の儲けが少なくなるからです。」
- 外壁塗装工事、下塗り4000円 中塗り 3000円 上塗り3000円と以上に外壁の見積金額が高騰である、「通常は、シリコンからフッ素塗料3回塗りで100u以上のお宅なら3000円〜4500円位までが相場です。」
- 下地を直す説明や、コーキングの入替見積もりがない「工事費が高くなり、利益が薄くなるため付帯工事は出来るだけやらない、特に窯業系サイディングのコーキングは工事費の実行金額が高いので、コーキングの撤去をしてやり直すわけでなく、増す打ち工法で勧めるが、トータル金額は以上に高い」
以上が悪徳業者を見極める大きなポイントです。折角家族の皆さんが楽しみに期待してた外装リフォームが残念な事にならないために、各項目を確かめながら契約をしましょう。
外壁塗装業者形態のメリット・デメリット
塗装工事の工事価格や、工事の内容は業者の会社形態で大きく変わります。
業者の形態を大きく分けると、 「ハウスメーカー」「ホームセンター」「塗装専門営業会社」「建設会社」「工務店」「リフォーム会社」これらは全て販売業者であり、外壁塗装工事を受注だけする業者です。実際の塗装工事をするのは下請けの塗装工事業者さんになるわけです。それでは、各業者の形態ごとにメリットデメリットを紹介しましょう。
- ハウスメーカー・建設会社・工務店・リフォーム会社・ホームセンター
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塗装工事受注後は、工事を下請けの塗装工事業者に依頼します。そして、多くの工事を受注するためにチラシ等の広告宣伝費や、営業等の人件費、会社経費等とんでもない経費が掛かる為、下請けの塗装工事業者の金額が安くなり、手抜き工事になりやすい傾向があります。
また、受注業者に専門知識を持つ人がいないため、下請けの塗装工事店には、金額だけ指定して後は、下請けの塗装工事店にお任せというのがほとんどです。
デメリットは、業者に任せきりなので、折角塗装しても長持ちしないケースが多いです。 - 営業会社(訪問販売・電話勧誘)
- 塗装工事専門の訪問販売は数多く存在し、訪問販売の約80%が塗装工事専門店だと言われています。市場も一般住宅に住むほとんどのお客さんが、塗装工事専門の訪問販売や電話勧誘会社にお願いしているみたいです。
営業会社の特徴は、営業をとにかく多く雇用し、人件費や広告類やテレビコマーシャル等の宣伝広告費が掛かります。それ以外にも店舗代などでかなりの割高になります。
それ以外にも営業会社のため利益こそが正義というスタイルの業者が多いので、特に手抜き工事をされるケースがかなり確率としては大きいです。 - 塗装工事業者
- 直接の工事のため金額は高額な訪問販売よりもかなり安い単価でお願いすることができます。
その変わり職人のため営業が苦手のため、ちゃんとした見積書などは無く丼勘定が多いです。その変わり安さは断トツに安く、工事の単価はお得ですが、手抜き工事で慣れている職人も多いので業績などの確認も要注意です。
知らなければ損する塗装業界の秘密
塗装工事の業界は、塗装工事店の経営目的と、職人の人間性、あとは、材料で決まります。
売上を上げるために営業費や宣伝広告費にお金をかけるのか、材料や工事費にお金をかけるかなど、どこに経費を掛けるかで全然違う工事になりなす。
お客さんが特に気にする価格ですが、業者によって全然違い、価格が安いから手抜きをするとは限らず、高い金額で良い材料でお願いしたから大丈夫というわけでもありません。近年、塗装工事の手抜工事が時代のせいか凄く多くなっているとききます。
ただ、悪徳訪問販売に引っかからなければ大丈夫と思っているかもしれませんが、手抜き工事は訪問販売だけでなく、全ての分野で広がっていることは確かです。
大手建設会社、大手ハウスメーカーだからといって安心はできません。実際はクレームも多いようです。
理由は実際工事にくるのは下請業者の人達で、その工事を行う下請業者の人達も利益を上げるために人件費などの経費がかからないようにするためです。それには、1日も早く塗装工事を終わらせて、利益を出すことを考えるからです。
結局は直接塗装工事を行う塗装専門店以外は下請塗装工事業者に丸投げするわけですから、下請塗装工事業者は金額が安くやらされます。
特に、ハウスメーカーの仕事や、訪問販売、電話勧誘等の営業会社の下請けでは、工事を断続的請け負う為に、代わりに下請金額もかなり安い金額まで叩かれます。その上に他の競争しているライバル業者と金額競争を強いられるので良い工事は当然できる訳ありません。
それでも、下請の塗装工事業者は仕事をしないと経営が成り立たない為、無理やりでも施工を行います。こういった悪循環の繰り返しとなり、お客さんの見てない所で3回塗りの仕様になっているのに1回しか塗らないとか、悪質な手抜き工事となってしまうケースも多いようですので注意が必要です。
塗装工事の重要な事は、一番は下地処理だと言われています。せっかく高額の超一流塗料で塗装したとしても、下地が弱い上から塗装したとしたら、せっかくの一流塗料でも、安値の以下の工事内容になってしまいます。でも、その手抜き工事を一般の人達が見抜けるわけありません。
なぜなら職人が何をするかずっと監視しているわけにいかないからです。その為、どの塗装業者も簡単に手抜き工事を行う事が可能で、バレる事もないのです。
なぜ、この塗装業界の手抜き工事が多発しているのか?ここが一番の問題です。下地処理をやらなかったり、塗り回数を減らす事、人件費の大きなカットと、塗料も少なく済むため塗装工事店は、手抜き工事をすることで、利益をあげることができます。
それを、塗膜が薄くて、塗装の塗り邑があったとしても屋根の上の塗装工事では中々見えませんし、完工するときに一緒に屋根に上り検査をするお客さんはほとんどいません。その為、特に屋根塗装工事では、お客さんが屋根に登れない事をいい事に手抜き業者はやりたい放題なのです。
そして2年〜3年経った時にいい加減な工事をされたことに気付くのです。
テレビコマーシャルをしている(又はしていた)大手の塗装工事業者のほとんどが訪問販売勧誘の営業スタイルか、電話でアポイントメントを取る営業会社となります。
この手の会社のほとんどは、専属の塗装工事下請業者を何班も専属で持ち、専属で金額を安く叩いて工事を発注している為、安かろう悪かろうの工事になってしまうケースが多いのです。
それに、この様な訪問販売等で頼んでしまうお客さんのほとんどが自分から行動をしません。ついつい廻ってきた営業マンの言葉を信用してしまう受身のお客さんがほとんどみたいです。
信じてしまうのは、特に、65歳以上の年輩の方や、警戒心の少ない田舎に住んでいる人がターゲットとなっています。特に、「モニターで安くするから」「見本工事で安くやるから」「このままやらないと家が危ないし、腐ってしまうから」こんな営業マンがきたら、要注意です。
今の社会は、インターネットで調べたいことも簡単に調べれば、何でもわかる社会になってきました。工事の相場も、単価も調べようと思えば簡単に調べる事ができます。
酷い会社は商品に付加価値をつけて倍以上の金額で契約をさせる悪徳の業者がここ近年多発しているので一般のお客さんだけでなく、各地域でも注意が必要です。
悪徳業者と詐欺業者が増えている今だからこそ、しっかり情報収集をして、家族の大切なお住まいと、生きるために必要な大切な財産を悪徳業者からしっかり守りましょう。
皆様のお役に立つことができれば幸いです。